長野県売木村 -渓流の釣り11- 

今年は久方ぶりに雪の多い南信州だそうですが、2月16日には天竜川水系の渓流が解禁になりました。信州の南端、愛知県との県境に売木村という村があります。人口600人余りの小さな村ですが、長野県内で放流される渓流魚の約半分がこの村の中で放流されます。そんなうわさを聞きつけて、通い始めた20年ほど前は、山間の何の変哲も無い村でした。今ではずいぶんと様変わりしている様子です。長野県南部といっても、決して暖かいわけではなく、2月の釣りはさすがに無理です。3月の春分の日から3泊4日で出かけるのが常でした。

寒い年がありました。道路も中央道飯田ICを降りて、153号線を下って、峠を3つ越えて村に入ります。今でこそ、バイパスができて、道路事情は飛躍的に改善されましたが、当時は、冬期間は道路の凍結と圧雪で、雪道に慣れていないととても走れない道路でした。その日も積雪と凍結が連続してあり、恐る恐る走っていきましたが、最初の峠で車か登りません。早朝でしたから、とりあえず、午後から夕方くらいまで様子を見ようと、いったん駒ヶ根まで引き返し、大田切川で竿を出すことにしました。が、ここも雪が多く、一匹だけでたアマゴもまださびで真っ黒です。

同行の師匠が、売木の宿に電話をしました。天竜川を越えて、151号線を来れば、雪は少ないとのこと。再度飯田ICから、151号線を新野峠を越えて何とか売木村にたどり着きました。結局、東京から16時間かかった計算です。

翌日、翌々日と、気温は全く上がらず、10時でマイナス4℃という釣りです。えさを流すとエサについた水滴がたちどころに凍りつきます。3回も流すと、さながら氷の玉ができてしまいます。ごくまれにつれるアマゴも、釣り上げて雪の上に落とすと数回ばたばたと暴れてすぐに冷凍状態になってしまいます。竿を握った手が凍えて、指が伸びなくなって、左手で指を一本一本伸ばさないと、竿を離せない状況でした。

このときの3泊4日で釣れたアマゴは8匹だけでした。あれから20年経っています。師匠もなくなりました。売木村もそれから行っていません。最近の売木村で釣りをした方、状況を教えてください。
タグ:売木村
posted by TAMA at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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